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1994年度(平成6年度) | 資料集 | 大分県産業科学技術センター

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Academic year: 2018

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平成6年度 研究報告 大分県産業科学技術センター

、.. \−.‥ ニート・−・・、;こ∴ 二 .∴i .、二∴・∴∴ ∴・..・室・

日田産業工芸試験所 高 野 あ や

北 嶋 俊 郎

要 旨

大分県の日毎地区は全喜的にも数少ない木製ほきものの産地である。その知名麗ほ高いとほ言えない。当地区で生

産されるはきものは、問屋を通じ全国各地に販売されるほか、観光地の名称を入れて観光みやげ物として販売される

など、商品のグレードは低いものがほとんどである。そのため、巨]醍の木製はきものの産地イメ… ジは低いものと思

われる。今後の産地の発展を長期的展望で考えると、産地イメージの向上は必須課題である。イメージ向上の手法と

して最も重要な点は、デザイソ及び品質等、グレードの高い商品を生産し、供給することであろう。本研究の成果で

ある試作品は、はきもの産業の葦輿を目的とした研修会を実施して、毎年業界に提示している。

い形態のスリッパ。仕上げは白焼き仕上げ。バソドを鋲

で打つ。

(2)Bグループ

ターゲット:下駄での生活を経験し、現在、七 運動不足か

ら脚力に不安を感じている人々

生活場面:フローリングの床で、台所仕事などをする

キーワード:健康、脚力強化

コソセプト:アキレス脛の強化可能な下駄

デザイソ特性:木地の形は下駄の形態で、表面は白焼き

仕上∈ゲ。フローリングの床で使用可能な、裏ゴムを使用。

(3)Cグルーフ

ターゲット:20代後半のメカ好きの男性

生活場面三フローリソグの室内

キーワ∬ド:格子

コソセプト:足裏感覚の拡大あ延長

デザイソ特性:木地の蓑と裏に垂直な鋸目を入れること

により、強度を落とすことなく軽量化を図った。

(4)Dグルプ

ターゲット:20代後半のメカ好きの男性

生活場面:椅子に座ってパソコソを使う

キーワード:丸太

コンセプト:青竹踏み◎健康志向

デザイソ特性:丸棒をスチレソボードで結合することに

より、自由にしなる。 仁卜緒 言

本研究では、現代の生活にマッチし、優れた提案性の

あるはきもののデザイン開発を行い、業界に提示するこ

とによって、活性化させることを目的とした。

望っ:宥法

2。1 デザイソコソセプトの設定

ターゲット、生活場面、キーワード、コンセプト、デ

ザイソ特性(形態、イメ【ジ、構造等)を設定する。

2。2 デザインワーク

2。3 試作

過去に、ベルト及び鼻緒の取り付けの作業性を考慮し

て、シリコン製足型を作製した。

今年度も28歳と10歳の男子および9歳の女子の足型を

作製した。

3。審宝 ‥ 累

3,1 デザイソコソセプト

(1)Åグル【ブ

ターゲット:30∼40代の都会的センスを持ち、仕事など

でストレスを感じている人々

生活場面:自然素材のマットのある室内

キーワード:自然、リラックス コンセプト:足裏は板間感覚

デザイソ特性:木地の形は長方形で、室内スリッパにな

【108一

3,2 デザイソワーク

(2)

平成6年度 研究報告 大分県産業科学技術センター

るときには安定感がある。前後の下駄の返りの部分に重

心を移動することによって、アキレス腱が刺激されるよ

うに提案した。その際、安心感を得られるように鼻緒を

取り付けた。

(3)Cグループ(写真−3)

木地部分はラッカ】クリア塗装とし、バンドはアース

カラーとLた。

(4)Dグル【プ(写真仙4)

木地部のジョイソトにスチレンボ血ドを使用した。

歩行時の反り、柔軟性を考慮Lた。 れん、評価及び設計を行った。

3i 3 試作

設計に従い4種8点を試作した。

r i )Åグループ (写真▼1)

現在の業界による分業生産システムで生産可能な形態

と加工法を捏案した。バンドは、鋲を打って止める形式。

木二鞄はシソプルで、篭 生産性のよい形態。

(2)Bグループ(写真一一2)

従来の下駄の高さより低く、背筋を伸ばして立ってい

写真−−ニ ヨナL■ −二二

手芸l モ ∴」ニ㌧/トーー十

写真−−・l 「十i ト∴二

写真l −1さ i 二「ナ十−∴二十

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作製したシリコン製足型(写真5)によって、今回 も試作のベルト及び鼻緒の取り付け作業ほスム【ズに行 うことができた。しかし1ノ星型の製作に要する時間がか

かることなどから、標準の足型を収集することば難しく、

その点が今後の足型製作の課題となる。

今年度の研究ほ、大きなキⅦワー【ドを「健康、快適」

とした。

そのキmワ【ドをもとに、収集した情報を組み合わせ

て、デザイン開発に努めた。

はきもの業界は、生産の工程が分業イヒされており、商

品の木地形態を複雑にすることが困難な状況である。

業界でほ、定番化された木地にバンドの柄を変えて商品

化している。卸業者の工程で多く行われているバンドの

(3)

平成6年虔 研究報告 大分県産業科学技術センター

取り付け方法は、鋲で打つ方法である。

そこで、A◎ Bのグループは、業界の生産体制も考慮

して、設計を行った。

一方C。Dグループは、生産工程の分業や生産方法を

ほとんど考慮せずに設計を行ったため、そのまま木履業

界に提示できる物ではない。Cグループにおいては、木

地の両面に交差する切込み(鋸冒)を入れたことによる

反て巨 裏ゴムの貼りに多くの手間が掛かる等、また、D

グループにおいては、結合部の素材の問題と、その接着

の難しさ、裏ゴムの貼りに多くの手間が掛かる等の問題

がある。

しかし今後とも、業界の生産体制に合ったデザイソを

提案すると共に、現在の分業生産システムがより良い生

産システムへ改変した時のことを考えて、産地の発展に

寄与するためにさらに研究を深めるつもりである。

写真−一三 シリ=ン製足型と試作品

写真15 シリコン製足型

参照

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